自分にあった投資信託を見つけましょう

投資信託の商品である「外貨MMF」「REIT」「ETF」「コンテンツファンド」「ファンドオブファンズ」を理解しましょう。

■外貨MMF
外貨MMFとは、Maney Market Fundの頭文字を略したものです。外貨MMFは日本国内で売買できる外貨商品の一つで、主にドルやユーロなどの外貨で運用する投資信託の一種です。
投資方針は、投資元本の維持と利益分配を継続することを目的にしています。そのため、投資対象は、優良企業の社債や国債といったものがメインとなります。
■REIT
不動産投資信託(REIT)とは、主に不動産を投資対象とする投資信託の一種です。複数人が資金を拠出し、間接的に不動産を所有し、分配金として利益を受けとることができる仕組みのことです。
不動産は土地や建物のことで、この売買や維持・管理には多額の資金と複雑な手続を必要とするため、簡単に投資することが難しい資産となっています。この特徴の不動産を、複数人による出資を1つの大きな集まり(資金)とすることにより、個人では売買が難しい大規模な不動産に投資することが可能になっています。
■ETF
ETFとはExchange Traded Fundsの頭文字を略したものです。株価指数に連動する型の上場投資信託を指します。
投資初心者にも取引しやすい金融商品ともいえ、日本では日経平均連動型やTOPIX連動型が主流となっています。
■コンテンツファンド
映画や音楽、ゲームなどの開発費や制作費を投資家から集め、興業が成功した場合、出資した額・比率に応じて利益が分配される仕組みのファンドのことをいいます。
例えば、アニメの制作費を投資する「アニメファンド」は、TV用のアニメ制作プロジェクトへ出資し、DVDの売上収益を個人投資家へ配当を行います。
■ファンド・オブ・ファンズ
ファンド・オブ・ファンズ(FOF)とは、複数の投資信託で構成した投資信託のことです。
株式や債券などの単一商品に投資するのではなく、既存の投資信託を複数種類にわけて購入し、運用する商品のことです。
目的はリスクの分散で、複数の投資信託に分散投資するため、価格変動のリスクを小さくすることが可能となります。
株や債券など複数の商品を組み合わせたものがメインですが、新興国や海外で運用されるもの、REIT中心に運用されるものなど多種多様なファンド・オブ・ファンズがあります。